異世界へ

普通の生活をしている方には縁もない「無低」に初入所。

おそらく会社の寮として使われていたであろう建物。

意外にも小綺麗な感じではあった。

風呂とトイレは共同で食堂もある。

肝心の部屋は6畳の和室。

室内は煙草で黄ばんでおり、畳の痛みも激しく清潔感は無し。

エアコンにテレビとカーテンは付いていた。

部屋の入り口は引き戸で開閉時はうるさい。

共同トイレの個室は和式。時代を感じさせる。

個室の1つには和便器に被せて使う洋式便器が設置されていた。

風呂は洗い場3座に大きめの浴槽。

暮らすにあたってのローカルルールは非常に厳しいもので

事細かいのが辛い。自立支援施設なので仕方ないかもしれない。

現在、数十人が暮らしている。

やはりと言うか、お年寄りの比率が高め。

ちらほら若い人もいる。

暮らすだけなら何とかなりそうな感じに思えた。

というか、現状の自分には選択肢は無い。

幸いにも部屋は完全個室。セキュリティーは無いに等しい。